グラスに注がれているウィスキー。
その中には、まるで燃えているかの様に鮮やかな表面の氷がいくつかあった。
テーブルに座りながらグラスの口部分を持ち、じっと目の前の遊戯王カードを見つめる。
「クリスティアの対抗策が……」
大会で苦渋をなめさせられた俺だったが落ち込んではいなかった。むしろ、奮起に満ちていた。デッキのカードを並べ、睨めっこを始めた。
しかし、忽ち行き詰まる。
なんとなく酒を飲み始めた。
思考を柔らかくするには酒が一番だ。個人的に、酒は百薬の長と言われるのは、ストレスを忘れさせる柔軟さをもたらす所が大きい……と思っている。まぁ、理由をつけて酒を飲むのは悪くない事だ。
それにしてもデッキが……。
と、その時玄関のチャイムが鳴り響く。
一回。また一回。何度か鳴った。
新聞の支払いなら先日済んだ。この辺りには喧しいセールスマンも来ない。
となれば、答えは一つ。
客だった。
客はもてなすもの。と言うのは世間一般の常識ではあるが、それも上辺で、もちろん気分にそぐわない場合というものはある。
俺の場合は、今まさにそれだった。
もてなす雰囲気ではない。ついでに言えば、もう深夜0時を回っていた。「客をもてなそう」と思うよりも先に「やれやれ」と思った俺を責められる人間は少ないだろう。
ふと、窓の外を見た。
いつの間にか雨が降っている。
日付が変わる前からではあったが、雨の振ったり止んだりの天気だった。
俺の今日の気分にぴったりだ。
またチャイムが鳴った。
少しだけ自分の世界に入っていた。招いていない来客とはいえ、客は客だ。
早く対応してやらねば、この雨の中待ち続ける事になる。
「空いてるよ」
立つのが面倒だった俺は、グラスを持ったままそう答えた。
玄関のドアが静かに開く。
立っていたのはよく知った顔だった。
「……どうした」
そいつは下を向いたまま、一歩進み、家の中へと入った。
「うちぷりさん……俺、きちゃいました……」
そう言ったびしょ濡れの○ー○。
「よくこんな雨の中……」
言いかけた俺の言葉を遮って○ー○は言う。
「脱いでもいいですか?」
そういうと、俺の返事を待たず脱ぎ始めた。
「フ……」
おれは微笑する。
グラスの氷が音を立てて崩れた。
次回「深夜3時の熱いプレイ」に続く
----------------------------ここから日記------------------------------------- (挨拶
どうも。
ふにふに役のふにふにです。
上の挨拶はうちぷりの家に向かう途中で雨が振ってきてずぶぬれの人が居たと聞いたので想像しながら書きました。
妄想なので実際は
「雨降ってきたんだけど。なんなの」
「www」
くらいだったと思います。
・神奈川CS
募集が始まりました!
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=teamkanagawa
募集開始から3日ですが早くも申込者50人突破です。
昨今のCSでは予選4回戦+決勝が多いので予選回数が多いのが神奈川の特徴になりつつありますね。
もちろん、何が良いとかじゃなく、いろいろな形式があったほうが楽しめると思います!
とりあえず前回の日記に書いてある通り、募集は5月14日までです。
ご都合のよろしい方などはぜひご参加を!
・遊戯王
二俣川のカードキングダムで大会に参加してきました。
公認チーム戦で、メンバーはうちぷりと神こと冬狼です。
参加チームは9チームと予想より多くてびっくり。
チーム戦なのでシングル戦。
仕様デッキはエクシーズしたい代償ガジェですw
一戦目 相手よくわからんデッキ
ガジェだけで勝った。
うちぷり負けの狼勝ちでチーム勝ち。
二戦目 何だっけ……
記憶ぐだぐだw
負けたんだけど。
うちぷり勝ちの狼勝ちでチーム勝ち。
三戦目 墓守
除去引かなくてライオウだけで圧敗。
うちぷり勝ちの狼負けでチーム負け。
トーナメントなので終了。
ていうか3回戦目は一応決勝だったらしい。
そしてふにふにさんの成績1-2w
相変わらずのゴミっぷりで。
そのあと非公認の個人戦(こっちもシングル)もありましたが一回戦目冬狼さんと当って萎えましたw
個人戦の方はうちぷりが3回戦まで進んだようで一番勝ち進んでましたね。
二俣川のカーキンはなんかショッピングセンターみたいなところにあって、ありがちなショボイゲーセンみたいなところもあったのですが、そこになぜかマリオ3が置いてあって暇はしませんでしたw
レバーのマリオの難易度w
本日のしょんぼりステーション、終了☆
[2回]
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